70歳 からの生き方

年齢と共に変化していく暮らしと、もっと変化するだろう、体と心と頭の中を綴ります

【本】 風は西から  村山 由佳さん

この本の表紙と題名をみてどんな内容を想像しますか?

ワタミ実話の過労自殺をモデル化した小説。
驚いた。


過酷な労働環境に追い詰められて、救いのない精神状態まで追い込まれ自殺をしてしまった健介のために、ブラック企業【山背】と闘う両親と恋人千秋の話。


表紙と題名からは、想像もつかなかった内容が、あまりにも重く、
本は私の睡眠導入剤の筈だったが……寝られるわけもなく、
寝なければと思いながらも、読むのをやめられないほど引き込まれた。
とってもつらい本に涙が出る。


村山由佳さんの筆力がすごいので、一つひとつの言葉が心に沁みる。


健介と千秋がドライブで声を張り上げて歌った。
     明日へ突っ走れ♬  未来へ突っ走れ♬  魂で走れ♬ 
     明日はもっといいぜ♬ 未来はずっといいぜ♬  魂でいこうぜ♬
  この曲に合わせて二人それぞれが窓から腕を突きだし、拳を空に突き上げた。
  もう一回聴こうよ、と何度も繰り返して、一緒に歌って、わけもなく笑い転げた日。
  
千秋が健介の携帯を鳴らしたが、本人が聴くことのない最後の着信音。
     明日はもっといーいぜ
     未来はずっといーいぜ  


健介が亡くなって以来、辛くて着信音からはずして、鳴るはずのない千秋の携帯に
     明日へ突っ走ーれ
     未来へ突っ走ーれ
     魂で走ーーーれーー と
  3年9ヶ月の闘いに感謝を伝えたかったのか?


千秋が呟くように口ずさむ
     明日は、きっといいぜ
     未来は、きっといいぜ・・・・


生からから死、この歌詞が……何とも切なく、胸を締め付ける。

70歳 になって変わった⁉

昨年の話で、


北海道に遊びに行った時、一ヶ月近く姉の家のセミダブルに寝ていた。


        

家に帰って来て、自分はシングルベット。


一度も落ちた事のないベットから、北海道から帰ってきたその日にベットから落ちた。


何事が起きたとびっくりした(◎_◎;)


ドデーンと凄い音がした。


ワァーベットから落ちたんだ。


だいじょうぶかなぁ~


以前に、ベットから落ちたジム友が救急車で運ばれた話を聞いていたので


私も動けなくなって救急車を呼ぶ羽目になる?


特に何もなく良かったが……


2019年コロナ前にも北海道に行って、同じ様に暮らし、帰ってきてもベットから落ちるようなことはなかったのに……


その時は66歳今70歳。


なぜ今回はベットから落ちた。


四年の間に少しずつ頭も老い、咄嗟の判断ができなくなったのか⁉


セミダブルからシングルベットにかわったことを70歳の頭は認識できなかったのか。


環境の変化についていけなくなっている。゚( ゚இдஇ゚)゚。


最近・・・自分の頭が・・・・自分の頭でないように思える。


私の頭よーしっかりしておくれー頑張れー‼
と応援したくなる。

友達と二人で東京物語を観てきました

二度目の三越劇場。
一度目は三婆、今回は東京物語を観てきました。

瀬戸内海の尾道から久しぶりに上京してきた老夫婦が、東京にいる子供たちの家を訪ねるが、それぞれの生活で精いっぱいのために、子供たちから邪険に扱われ行く。そんな中、戦死した次男の嫁だけが東京観光に連れて行くなど、親身になってくれるが………


そうそうこんな感じだったと、一つ一つが懐かしく、昭和の時代を思い出して観ていた。


1階の9列目で役者さんの顔もはっきり見えて凄く良い席だった。
一幕が終わった時、
友達「私いびきかかなかった」と聞いてきた
私 「かかなかったよ、かいたら蹴とばしてやるよ」と言ったら


   そうして、そうしてという友達、流石にもう寝ないだろう思っていた。
 


ジャスミン タイ でランチ。 食事の途中で写真を撮ることを思い出したが遅い。


タイ焼きそばとガパオライス(鶏肉のバジル炒めライス) をシェアして食べた。
タイ料理は苦手だが、思いの外、美味しかった。


友達 「最後どうして終わった」
私  「えー寝てた⁉最初の方でも寝ていたのに」 
ほぼ見ていない。どこから説明すればいいのよー。と二人で笑った。